2014年11月5日水曜日

思い出した劣等感

私なんかダメって
気づいた十代の半ば
ダメなこと前提にして
生きてきた十年間

薄れてきたその感覚
何とかなるんじゃねって
劣等感と闘ってきた空元気
それが全てをのみこんで

つまりはポジティブ人間
前を向いて
ただただ今に立ち向かい
できると信じ進む

苦難の度に
ポジティブな根性論で
自分を守ってきた

固くなりすぎた防壁

劣等感も不安も
無力感も自己否定も
この壁は破れない

ただただ寂しさに
足元をすくわれて
壁が倒されそうな毎日

地盤が緩んでいき
斜めになった防壁は
私の歪んだ心
自己満足の塊

無理やりな防衛機制で
私はダメになっていく

劣等な私を
葬る空は無いかしら

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