思い出した劣等感
私なんかダメって
気づいた十代の半ば
ダメなこと前提にして
生きてきた十年間
薄れてきたその感覚
何とかなるんじゃねって
劣等感と闘ってきた空元気
それが全てをのみこんで
つまりはポジティブ人間
前を向いて
ただただ今に立ち向かい
できると信じ進む
苦難の度に
ポジティブな根性論で
自分を守ってきた
固くなりすぎた防壁
劣等感も不安も
無力感も自己否定も
この壁は破れない
ただただ寂しさに
足元をすくわれて
壁が倒されそうな毎日
地盤が緩んでいき
斜めになった防壁は
私の歪んだ心
自己満足の塊
無理やりな防衛機制で
私はダメになっていく
劣等な私を
葬る空は無いかしら
0 件のコメント:
コメントを投稿