2014年2月27日木曜日

春の足音

冬の雨 静かに降って
雪が 滲んでいく

思い出が 胸に響くように
感傷が 伝染していくように
じわりじわりと 重く

ああ 春がまた 少し
近づいてきた 足音が聞こえる

少し 安堵して
何だか 刹那げで

きっと いつの間にか
桜の散る季節になる

やっと冬が終わるのに
心ざわつくのは何故?

ああ 四季がまた 移ろう
落ち着くことなく
過ぎ去っていく 足音が聞こえる

2014年2月24日月曜日

落下

落ちる 落ちる 落ちる

雪のように
木の葉のように

落ちる 落ちる

立ち上がれなくなりそうな予感
つまり 不安

花弁のように
雨粒のように

落ちる

力が入らない

落ちていく
胸にある心臓が
床に落ちていきそうなほど
重力に引かれて

ざわつく

落ちる 落ちる

2014年2月17日月曜日

冷笑

きれいな星空の下
氷点下の寒さに痺れ

冷たく笑う月は
明日へ向けての
希望を奪う

日がさせば
融けていく雪も
夜空の下では凍りつき

ああ 遠い春よ
まだ見えない春よ

届かない温もりを求めて
思わず手を伸ばした

I can't live in the world well

だめね

うまく話せない
なんて言ったらいいか
言葉が出てこない

これだ わたし
これが わたし

偽りは簡単に剥げる
誤魔化しはきかない

うまく生きれない
わたしはやっぱり
うまく生きれない

2014年2月16日日曜日

フワフワ

おかしいな
酔ってもないのに
ハイになってる

冷静でいたいのに
動揺してるね
ばかみたい

だって
喋ったことがフワフワ
夢みたいに霞んでく

どうしよう
嫌われたくないよ

近づきたい

2014年2月13日木曜日

葛藤

余計なお世話は嫌い
気がきかないのも嫌

どうしたらいいかな
分からなくて迷うよ
どちらでも残る罪悪感

聞けばいいのに
バカだね

2014年2月10日月曜日

1日の始まりに

朝1番に貴方に会いたい
そうすれば どんな日でも
1日を生きぬける気がするの

貴方の微笑が心に焼きつく
やわらかく下がる目尻と
少し上がった口角
その口から響く声が
音楽みたいに
私に流れ込む

愚かしいと知っている
くだらないと分かっている

でもね
貴方を追いかければ
私は生きていけそうなの

2014年2月8日土曜日

くらい

泣くくらいの
ストレスくらい
みんな持ってるでしょ?

枕が濡れるのは
悔しいから

負けたくないんだ
だから
泣けるうちは
まだ 大丈夫

2014年2月4日火曜日

夜明け

朝が好きになった
日に日に早くなる日の出が
希望をくれるよ 初春

白む空に
薄暗い不気味な夜から
日の出前の爽やかな朝へと
変わる瞬間を見た

ほら陽の光が
追いかけてくるよ 橙

1日が
スタートを切る

2014年2月2日日曜日

激情 (嫌だけどpart2)

何もかも嫌になって
苛立ちが募って
死んでもいいや なんて

雪道をぶっとばして
わざとハンドルを切って
スリップしながら
涙が出た
,

何もかも嫌になったって
手首なんて切れないから
代わりに伸びた髪をバッサリ

心は軽くならないけど
少しは優しい瞳になれる
そんな気がしたんだ

モヤモヤしたものが
黒い髪と一緒に落ちていく

何もかも嫌いだけど
青空に視線引き寄せられる

微風に舞う粉雪みたいに
ただ笑えたら良いのにね
.

自爆テロなんてできないから
裸足で雪の上を走ってみた

雪を昇華しちゃえそうな
激情を冷ましたくて

何もかもいけ好かないけど
いつか受け入れてやるさ
そんな屑みたいな根性秘めてる
.

何もかも嫌いだけど
晴れの日の朝は魅力的

朝日に輝く川面みたいに
ただ笑えたら良いのにね