熟しかけていた
まだ青い恋は
実る前に風に揺られ
地面に落ちて潰れた
まだ早いって
恋なんかできるほど
人としてまだだめだって
分かっていたけれど
若いから
募る想いもあるの
これ以上
気持ちが老いたら
私はもう
動けなくなるわ
甘酸っぱい涙が
潰れた心から溢れた
大好きな人へ、希望を求めて、苦悩と真意等々、日々の想いを綴っています 自作詩のブログです 詩と言っても、poemというよりは、feeling、emotion、view、opinionに近いものです
熟しかけていた
まだ青い恋は
実る前に風に揺られ
地面に落ちて潰れた
まだ早いって
恋なんかできるほど
人としてまだだめだって
分かっていたけれど
若いから
募る想いもあるの
これ以上
気持ちが老いたら
私はもう
動けなくなるわ
甘酸っぱい涙が
潰れた心から溢れた
クチナシの
可憐な黄色
君に似て
淡く輝く
希望の色は
優しい香り
漂わせ
3月の風に
煽られて
踊る南天
春を喜び
告げぬ想いは
募るばかりで
ひばりの声に
耳を澄ませ
微かな幸せ
感じながらも
重い体を
引きずって
明日へ駈けよう
君を追いかけ
あなたの視線に
胸が苦しくなる
心肺のリズムが
狂い始める
動揺しちゃう
情けないね
目を逸らしちゃう
自分が嫌い
だって
本当に
射抜かれそうで
どうにかしちゃいそうで
目を見て話せない
見つめ返せない
いつの間にか こんなにも
あなたに惹かれていたのね
人と人であることを
大切にしたい
忘れたくない
男と女である前に
母と娘である前に
ゲストとホストである前に
生徒と先生である前に
先輩と後輩である前に
人と人であることを
忘れないでいたい
そうすれば
相手を尊重した態度を
ずっと大事にできる筈
酔ってもいないのに
笑いが止まらなくなる
発作のように
笑けてくる
楽しい状況でもない
苦しい筈なのに
止まらない引き笑い
本当はさ
泣きたいんだよ
怖くて
嫌で
泣きたいんだよ
なのに表情は
取り繕って
笑顔を作ろうと
してやがるから
心が泣いて
爆笑するんだ
心が重いから
体もだるいのか
体が重いから
気持ちが乗らないのか
どっちだか知らないけど
どちらも何だかだめね
ふうっと溜め息ついて
よしっと気合い入れても
リフレッシュ効かなくて
前へ進めなくて
ああ 気が急くばかりで
頭はフリーズしたまま
歯車が外れたみたいに
空回りしている
でもね
諦めるのは嫌で
逃げ出したくなくて
けれど
血走った目では
何もかも見失う
ほら、笑顔
忘れてる
ほら、まずは
口角を上げることから
始めてみよう
なんて綺麗に飛ぶんだろう
風に乱されることもない
誰にでも上手に合わせて
華麗に 編隊して
青空に映えて
輝いた その姿
翼を振って
微笑んだみたい
ああ 一緒に飛びたい
あなたと
だから 僕は まだ
墜ちない
身体も心も
なかなかに傷を負って
我ながらタフになったと
苦笑いしながらも
ああ 明日が来てしまう
新しい週の始まり
スタートラインに立てない
準備運動もできてない
セットされたスタートブロック
容赦なくSetの合図
もう出遅れたっていいけど
足引きずって走り出そうか
ゴールは見えないけど
まわりの選手の背中は見える
がむしゃらに追いかける
足はもつれそうでも
3月の始まりは
転びそうな前傾姿勢
コースのギリギリを
舌打ちしながら駈けるよ