2013年7月31日水曜日

危険運転

わかっている
調子に乗っていたと

自制がね
効かなくなるんだよ
すり減ったタイヤみたいに
ブレーキがイマイチで

アクセルばかり全開で
君のことしか考えられない

事故りそうで
怖いよ

歩道橋

街路樹たちは こうやって
いつもいつも 街を見下ろして
せかせかと忙しく生きる人間を
憐れんでいるだろうか
羨んでいるだろうか
ただ見守ってくれているだろうか

2013年7月28日日曜日

諦めたくない

図々しいくらいに
もっともっと
君に近づきたい

I miss you, I need you
Do you need me??
君に必要とされたい

どうしてこんなに
君を好きになったんだろう?

もっともっと
好きになれそうな気がしてる

まだ知らない君の顔を
見せてほしいよ

2013年7月27日土曜日

コウカク

弱い自分が嫌い

不安に襲われては
殻に閉じこもって

虚勢を張って威嚇して
強がって馬鹿みたい

いずれ引っくり返って
立ち直れなくなって
世界に押し流され
リタイアしてバイバイ

ああ 弱い自分が嫌い

君だけ

誰でもいいってわけじゃない
君の声が聞きたい

誰でもいいってわけじゃない
君の顔が見たい

誰でもいいってわけじゃない
君の手を握りたい

誰でもいいってわけじゃない
君のために 何かしたい

誰でもいいってわけじゃない
君が 好きなんだ

君に 会いたい

2013年7月24日水曜日

十六夜

十六夜の月は
閉ざしたカーテンの向こう
その光が
地上に届いているのかすら
今の私には分からない

カーテンを開けること
きっと容易いのに
どうして動けないんだろう

正念場を終えた
放課後のようなだれた空気が
私の肺を満たしている

見えない未来に繋がる明日
大した志望は持てなくて
明日を迎えることから
目を逸らしてしまう今日

こんな夜は 何度目?
日付が変わったことを
受け入れられないよ

2013年7月20日土曜日

同窓

お隣の男の子
小学生のときは
よく話したけど

遠くなったあなたは
もう知らない人みたい
変わらない様子で
いまは車を運転してる

会釈を交わしたら
なんだか懐かしい気持ち
15年前に戻って
並んでブランコに揺られたい

もう一度
出会い直したなら
きっと
楽しいだろうな

いつかまた みんなで
同じ窓から 空を見あげよう

他愛ないお喋りを
満開に咲かせて

2013年7月17日水曜日

まだ見えない途

正しいことに絶対なんて無いのに
正しさを伝えなきゃいけなくて
矛盾と葛藤の複雑な嵐が
僕の心に憂鬱な風を吹かせてる

次々に飛んでくる反論
届かない言葉たち
僕の声をかき消す声を
愛しいとは思えなくて

僕の弱さ 未熟さに
嫌気がさす

人を殺せそうな憂鬱が
廊下を歩く僕を襲う
この窓ガラスを割ってみたら
少しは憂さが晴れるかな?

死にたくなる絶望は
きっと希望の裏返し
腹くくって 開き直って
僕は今日も 生きてる

2013年7月16日火曜日

タンポポ

手が届くものなんて
きっとヒトツもなくて
ただ宙に手を伸ばし
届きそうだと信じきって
ばたばたと騒ぐのが
生きるってことなのかな

だって
具体的なことなんて
本当はナニヒトツなくて
すべては抽象なのに
コトバをあてがって
具体的に見せている

生きる意味なんて
考えたって答えは無い

ただ生きるしかないんだろう

だったらもう
そこに生えてるタンポポみたいに
ただ風に揺られていたいな

ナキツキ

ほんとはね
君に 泣きついてしまいたかった

けど そんなこと
できないんだよ 泣いたりとか
君の前で 泣いたりとか

だって そんな 無防備な
防御力ゼロのところなんて

見せられない
強がらせてよ
私で いさせて
強い私でいさせて

泣かないよ 絶対に

2013年7月15日月曜日

君の隣で弱さを確かめ、強くなろうと決意する

ああ わがままでごめんね
君に甘えて ごめんね

君が隣にいるだけで
眠ることができたみたい
君が隣にいるだけで
なんだか安心できるみたい

君の前では僕は僕
偽りの無い僕でいられる

会いたいとか
帰らないでとか
そんなこと言えないけど

君がいる 今 この時が
永遠に続けばと

願っている 望んでいる
君の近くにいたいよ

君に会えない明日が憂鬱で
眠りたくない夜には
君の夢を見させて

綺麗な手だね 手を繋ぎたい
ねえ 今度会う時には
握手をさせて 君の手に触れたい

迷わないで 生きたい
堂々と 生きたい
君と笑えるように
君を支えられるように

2013年7月7日日曜日

ぐにゃり

壊れたダルマみたいに
起き上がれなくなった

ポキッと 心が折れてしまえば
諦めもつくのに

いつもいつも
私の心はぐにゃりと折れて

立て直しては折れ曲がっての
終わりの無い繰り返し

でももう
立ち直れない
ぐにゃりと曲がったまま
動けなくなっちゃった

ああ こんなに弱いんだね
私は

Bye-bye

人としての 自信をなくして
プライドも 築いてきたナニカも
もう 見失って

身 失っても
今ならきっと 後悔もしない

もう
この身を投げうって
サヨナラしたい

2013年7月3日水曜日

自問

もう 逃げてしまおうか?

ひとりの部屋に帰ると
そう思わずにはいられない

義務と責任と理想の檻から
脱獄したい

看守は自分

「逃げてしまって 本当にいいのかい?」

2013年7月1日月曜日

エマージェンシー

情緒不安定最高潮
現実逃避したまま
日が暮れていった

明日と向き合えない
怖くて不安なのか
もう 疲れてしまったのか

何かが壊れたみたいに
落ち着かない
寂しくて 不安定

涙が溢れたり
死にたくなったり

ああ 動けないよ
助けて

汝未堕

現実から目を逸らした
目の前が見えなくなった

分からない
自分が 分からない

不安で
情緒が おかしくなる

進めない
戻れない

道が見えなくて
立ち止まった

遠く

遠い 貴方に 会いたくなる

ねえ 今 何しているの?
知りたい 貴方のこと もっと
繋がっていたい

ひとつだけ 望みが叶うのなら
今 貴方に会いたいよ

だって だって
例えば 今 貴方が
最高に幸せだったとしても
窮地に追い込まれていたとしても

私は それを知れない

延々と平行に 時は流れ
堂々巡りの想いは迷子
数々の言葉が声にならない
聴きたいのは貴方の声

遠い 貴方に 会いたい

空色の鳥

幸せの空色の鳥を追い求め
走り続けた日々だった

追えば躱され
捕まえては逃げられ

幸せは この手に掴めない
そう 肩を落とした あの日

握り拳に
重ねられた君の手の
あたたかさに 泣けた

きっと何か
間違っていたんだよ

青い鳥が青い空に
羽ばたいて 輝いて
楽しそうに舞った
嬉しそうに歌った

ああ 自由でいるのが
あの鳥の幸せで

僕の幸せも
きっと すぐそばにあったのに

なぜこんなにも
コダワリに捕らわれていたのか

視野の狭いまま
生きてきてしまったよ

朝陽

河の上を走る電車は
向かいの窓に朝陽を映し
橋の下を流れる河は
窓の向こうの山麓を映し

光の反射でしかない
その光景を眺めて
思わず 和み 見とれて

ああ 目が離せない

見つめ続ければ
目に焼きつく太陽も
赤みが消えてきた

ああ どうして
こうも輝くものに
惹かれ 囚われるのか

遠く 熱く 眩しく
輝き続けるそれに
重ねてしまった あの人