2013年7月24日水曜日

十六夜

十六夜の月は
閉ざしたカーテンの向こう
その光が
地上に届いているのかすら
今の私には分からない

カーテンを開けること
きっと容易いのに
どうして動けないんだろう

正念場を終えた
放課後のようなだれた空気が
私の肺を満たしている

見えない未来に繋がる明日
大した志望は持てなくて
明日を迎えることから
目を逸らしてしまう今日

こんな夜は 何度目?
日付が変わったことを
受け入れられないよ

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